ケアマネ / 仕事

大きな声は、大変です

副業で講師業をしているので、他の人よりは声は大きい

10代で保育学生だった時、初めて入った寮には奇妙な伝統があり

そこで大声を出すことを鍛えられたおかげで

その後の仕事も、趣味のスカウトでも

大きな声が出るというのは役に立っていた

風邪をひいて喉をやられた時以外は

大きな声を出すことが、辛いと思ったことはなかった

けれども

今日、ケアマネさんと一緒に訪問したお宅

本人にとっては望まない提案をされるという場面で

耳の遠い利用者さんに大声で話すのは

未だかつてなく

苦痛な時間だった

利用者さん自身、軽い認知症がある難聴の女性で

決して自分を曲げない意志の強い人

その根拠は自分だけが一番大事なので

自分の思いが絶対に通ると信じ込んでいる

ケアマネさんに頼まれて一緒に訪問したのだが

結果は

惨敗

二人とも大声で話し続けることに力尽きた、というのが真実である

叫ばずに話すことができれば、打開点が見えたのかもしれないが

大声で話すことに二人とも疲れ

話半ばで諦めたような状態になってしまった

どんなにひどい認知症の方でも

声が聞こえていると、声音やペースでコミュニケーションが取れるし

気分転換も容易にできる

聴こえないという状態は、情報がきちんと伝わらないだけでなく

伝える側の気力を削ぎやすい状況なのだと改めて思った

担当していた利用者さんに、盲聾の方がいて

介護者が聾の方だった時もあるが

手話通訳者が毎回同席してやり取りがあったおかげで

大きなトラブルなく支援することができていた

今の担当で重度の難聴の方には

主に筆談でやり取りするので、根気強く関わることができる

ちょっとは聞こえる、という状態の方が

もしかしたら一番難しいのかもしれない

ちょっと聞こえるから、誤解もしやすいし

逆に修正することは伝わりにくい

状況が本人をさらに頑固に、意固地にさせてしまう

今日の敗因は、体力低下と根気の欠如

大きな声を出し続けることに根を上げたこと

次のラウンドは、最後まで持つかなあ

とりあえず、明日はやめとこうっと

支援者も人なんで

少し休息いただきましょう

投稿者

yumekopitensi@yahoo.co.jp
ケアマネ歴4半世紀の対人援助職。対人援助職者へのスーパービジョンと算命学を基にした自己覚知支援を使命にしております。

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