ケアマネ / 仕事 / 在宅チーム

長年の同志

13年担当した利用者さん宅へ

ケアマネとしては最後のモニタリングに訪問した

要支援の頃から担当者し

要介護になって、事業所を変わるタイミングでも

変わることができなかった利用者さんである

今で言うところのヤングケアラーで虐待案件

保健師さんと包括からの指名で担当し

事業所を変わるタイミングでも、頼むから持っていって、と

言われて離せなかった要介護5の利用者である

この2年で、骨折を機に歩行困難にはなったけれど

もっと早くに特養入所になると考えていたが

今もショートステイと老健入所を繰り返しながら

在宅生活を送っている

主介護者の娘さんはフルタイムの仕事を持つ若い女性で

実母の介護を一人でして、早14年目

出会った頃はとんがって、食ってかかるような勢いの子だったが

今ではすっかり、大人になった

「人から見たら、虐待に見えるよ〜」と勢いよく介護するが

彼女の、言葉とは裏腹な献身さがなければ

とうの昔に寝たきりになっていたと思う

何度も施設入所を勧めた私

「まだ入れたくない!」と頑張った娘さん

結果は、娘さんの熱意勝ち

今もこうして在宅で座って、笑いながら過ごせるのは

プロのケアマネの見立てを裏切った

娘さんのやり方が正しかったのだ

「私、間違ってる?」と、彼女はいつも聞いてくる

「ううん、間違ってないよ。今もAさんがこうしていられるのは

 Bちゃん(娘)の介護が正しかったからだよ。あの時施設入所

していたら、こんな風には居られなかったと思う。」

半年後、ようやく次のケアマネジャーにバトンタッチすることを

娘さんが了承してくれた

何年も前から、何度も担当を離れようとして叶わず

今、ようやく、次の段階へ進むことができる

長かったけど、きっと必要な時間だったのだと今は思う

娘さんが大人になるスピードで

Aさんは要支援から要介護5になった

今では、会話が成り立たなくなっているけれど

手を伸ばし、私を見て、にっこりと笑ってくれる

Aさんにも、Bちゃんにも

たくさんのことを教えてもらった

ケアマネジャーとして関われなくなるのは寂しいけれど

一緒に頑張ってきた歴史は消えることはない

ケアマネでなくなっても

今度は、知り合いのおばちゃんとして

相談してきてね、と手を振って別れた

応援しているよ

これからも、ずっとね

投稿者

yumekopitensi@yahoo.co.jp
ケアマネ歴4半世紀の対人援助職。対人援助職者へのスーパービジョンと算命学を基にした自己覚知支援を使命にしております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

笑顔のチカラ

2022年10月1日

生きてるだけで

2022年10月3日